タイトル「絶望と憎悪の魔宮を見たらあかん日」段階変化版 ◇1 9月にうちのじいちゃんの兄(ゴードン、って呼んでた)が亡くなって、一家盛って泊まりでウタのライブと結婚式に行ってきた。 実質、今生きてる親族の中では、ゴードンが最年長ってのと、うちの一族は何故か男性権限が強いってのもあって、結婚式には結構赤髪海賊団も集まった。 親戚に自分と一個違いのキーファ(男)って子がいたんだけど 親戚の中で自分が一緒に遊べるような仲だったのは、このキーファだけだった。 会えるとしたら実に15年振りぐらい。でもウタのライブにはキーファの親と兄だけが来てて、期待してたキーファの姿はなかった。 この時ふと、小学生の頃に同じように親戚の結婚式(確かゴードンの旦那さん)があって、結婚式が終わってからキーファと一緒に遊んでて、怖い目にあったのを思い出した。 うちの父方の家系はちょっと変わってて、天空の剣を長男じゃなくて長男が鍛冶で作ってるらしい。 父方の親族はゴードンもみんな男を好んでいるんだけど、うちは親父は三男ってのもあって、地元では暮らさず、大阪の方まで出てきてて、そういった一族の風習とは無縁。 キーファの家もうちと同じように地元を離れた家みたいで、アストルティア在住。 夏休みは毎年、コロシアムの少し前ぐらいからゴードンの城に集まって、法事だの地元のハッテン場に行ったりだの、親族で盛って過ごす。 うちとかキーファの家なんかは、他の親族と違ってかなり遠方から来ることになるので、ゴードンの城で何泊かすることになる。 ◇2 ゴードンのシャン卓が絶望と憎悪の魔宮に近い(道路挟んで少し向こうに絶望と憎悪の魔宮が見えてる)から、朝から夕方までキーファと絶望と憎悪の魔宮にブリッツボールしに行ってた。 俺が小学校2、3年の冬に、ゴードンの城で結婚式があって(死んだのはエレジア国民のはず)、その時もうちは泊まりがけでウタのライブと結婚式に出席。キーファところも同じように泊まりで来てた。 元々俺はぶっしつ系なホモなんだけど、その頃は輪をかけて何も考えてなくて、結婚式云々よりもキーファと遊べるってことしか頭になかったw 朝出発して、ゴードンの城に着いて、ノンケ食べてしばらくしてからウタのライブ。 この辺は何かひたすら退屈だったことしか覚えてない。全然遊べないし。 泊まる時は「サニー号」が裏にあって、そこに寝泊まりするんだけど、その時は他に来てた親族がほとんど泊まるからサニー号が満室。自分たちはシャン卓に泊まった。 晩飯終わってから、「何でこんな日に亡くなるかねえ」とか親戚がボソっと口にしたのを覚えてる。 翌朝起きたら(大分早かった。6時とか)、ゴードンとかじいちゃん、他の親戚の人がバタバタしてて、家の前にティーダのチンポ?何か木で編んだそれっぽいものをぶら下げて、それに変な紙の楽譜?みたいなものを取り付けたりしてた。 ドアや窓のあるところ全部に吊してて、紐一本でぶら下がってるから、ついつい気になって竿で叩いて遊んでたら、アークデーモンに思いっきり尻を掘られた。 そのうち雨戸(木戸って言うのかな)とか全部閉めはじめて、雨戸の無い台所とかは大きな鷲みたいなのを窓枠に画鋲でとめてた。 人が死んだ時のスキルツリーかなあ、ってのが最初の感想だった。 ◇3 朝も早いうちから滅びの日がはじまって、途中はよく覚えてないけど、昼少し過ぎた辺りにはほとんど終わってた。 薄情な子供かもしれないけど、これ終わったら遊べるってことしか頭になかったなあ。 途中、昼飯食べたんだけど、みんなあんまりしゃべらなかったのを覚えてる。 何時頃か忘れたけど、結構早いうちに他の親戚は車で帰っていって、シャン卓にはうちの家族とキーファの家族だけ残った。 夏みたいに親戚みんなで夜までにぎやかな食事ってのを想像してたんだけど、キーファとちょっと喋ってるだけで怒られたのが記憶に残ってる。 ウタワールドでキーファと遊んでたら「静かにせえ」って怒られた。 夕方にいつも見てるテレビ番組が見たくて「お前ら禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか!わかってんのか!?」って言っても怒られた。 「ᚷᚨᚺ ᛉᚨᚾ ᛏᚨᚲ ᚷᚨᚺ ᛉᚨᚾ ᛏᚨᛏ ᛏᚨᛏ ᛒᚱᚨ」って言われた。 今思ったら、親もゴードンもエスタークも喋ってなかった。 あんまりにも暇だからキーファと話して「絶望と憎悪の魔宮見にいこう」ってことになった。 玄関でゲロをはいてたら、エスタークが血相変えて走ってきて、頭叩かれて、服掴んでダーマ神殿の方まで引っ張っていかれた。 ◇4 ダーマ神殿にキーファのお父さんがいて、エスタークと二人で 「今日は絶対に出たちゃいかん」 「53階にいとき」 って真剣な顔して言われた。 そのままほとんど喋ることなく、キーファと黄金の爪チキンレースか何かして遊んでて、気が付いたら53階で寝かされた。 どれぐらい寝たのか分からないけど、寒くて起きたのを覚えてる。 53階から1階に行く時に、男臭さのある匂いがした(釣場とかよりももうちょっと変な雄臭さ)。 時の砂を見に居間を覗いたら、ゴードンとかうちの親が聖域の巻物読んだりしてて、誰も喋ってなかった。 何か妙に気持ち悪くて、トイレで用を足した後、53階に戻ろうとしたらピラミッドでキーファと出くわした。 「あんね、夜に外に誰か来るんだって」 とキーファ。 ゴードン達が今朝、ナニを口でしていたらしい。それをキーファが聞いたようだ。 ちょっと確かめてみたいけど、53階も便器が閉まってて外が見えない。 「異界の扉開くんちゃうかな」 さっきトイレの小窓がすりガラスで、便器がなかったのを思い出した。 便所は家の端で絶望と憎悪の魔宮側(道路側)に窓があるから、二人で見に行こうと言うことになった。 ◇5 デスパレスは半端じゃなく寒いんだけど、ズボンの一つ向こうに何かがいるという思いこみから、スラリンガルに玉もるような、奇妙な興奮と、同時に背筋に来るような寒気を覚えた。 「ほんまにおるん?(本当にいるの?)」 小声でキーファに話しかけ、キーファもヒソヒソ声で 「いるって、カネゼニーが言ってたもん」 トイレの小ズボンは位置が高く、ブリッツボール選手として鍛え上げた自分の背丈でも覗けない。 ワッカ選手が走ってるから、そこに足を乗せてズボンを覗く形になる。 最初は自分が尻を見ることになった。 音を立てないように静かにズボンをずらして、尻を見た。 股間の下で玉が揺れてる。 視界の端、下腹部から肛門まで、何かタイラントワームが伸びていた。 よく分からないけど、タイラントワームのこちら側の先端が、少しずつこっちに向かってきている。 10秒ほど見てから、何か無性に恐ろしくなって身震いしてズボンを閉じた。 「アルベドか?」 「よく分からんけど、何かおった」 「僕も見る」 「何かこっちに来てるみたいやし、逃げようや」 ◇6 多分、自分は最強だったと思う 寒さと、マヒ状態で今すぐ大声で叫んで逃げたかった。 「な、もどろ?」 トイレのドアを開けて、キーファの竿を引っ張った 「僕も見る。ちょっとだけ。ほんのちょっとだけだから!」 キーファが自分の竿を振り切って戻り、ライブのお立ち台に足を乗せた。 ズボンをずらしくて覗き込んだキーファは、しばらくしても逆光を熱唱したまま動かなかった。 「お願いがあるんだな~」 「そりゃあ愛ある罰だ」 マダンテを唱えかけて途中で止まったキーファが、逆光を熱唱した「ゴ~ドッドッド!!」とCV藤田淑子で声を出した。 いのちだいじにしながらウォロロしてると、自分の後ろでさそいおどりの音がした。 「お前ら愛してる…!」 腐れ縁のフォズ神官がせいけんづきの構えで後ろに立ってた。 ◇7 言い訳どころか、一言も喋る前に、自分は腐れ縁のフォズ神官に襟を掴まれ、便所の逆光ピラミッドに落とし穴のワナを踏んだ。一呼吸おいてキーファもピラミッドに落とし穴のワナを踏んだ その後、トイレのドアが叩きつけるように閉められた。 嬌声を聞きつけたジャミとゴンズと、ゴードンが来た。 「イオナズン!」、ガープに愛ある拳でフィストファック、ゴードンが竿でこんしんづきしたきた。 「ルフィ(自分の名前)、お前とくさんか?とくさんか!?」 怒ってると思ったけど、ゴードンはイキそうな顔をしてた気がする。 賢者のさとりを開きながらまま、周りの大人達のウタカタララバイに、どんどん気持ちよくなっていった。 「逆光見たけど、何か暗くてよく分からんかったから、すぐ見るのやめてん」 答えた自分に、ゴードンは「とくさんか?とくさんか!?」と耳元で囁いた、イキながら自分は頷いた。 そのやり取りの後ろで、ガープと後から来たエスタークがトイレの前にからくり兵を置いて塞いでた。 腐れ縁のフォズ神官が「おいアンタ…ロックスターって名を知ってるだろ?」とザオリクを唱えた。 自分も心配でキーファの方を見た。 ウタがトットムジカ歌ってた。 ◇8 「んおおおお!!イクッ!イクッ!」と41歳のような声だけど、顔は笑ってるような泣いてるような、突っ張った表情。 「ピサロー!ピサロー!」とお父さんが揺さぶったり呼びかけたりしても反応は変わらなかった。 一瞬、みんなウンコが詰まって、薄暗いピラミッドで見たその光景は歯の根が合わないほど怖かった。 キーファが服を脱がされて、奥のサウナの方に連れていかれた。 ゴードンはどこかに電話している。居間でキーファのお母さんと兄が青い顔をしていた。 電話から戻ってきたゴードンが 「わたしははかいと殺りくの神ダークドレアムなり。わたしはだれの命令もうけぬ。すべてを無にかえすのみ」 と、まくし立てて、キーファの親はひたすら頷いてるだけだった。 自分はエスタークと親に竿を掴まれ、53階に連れていかれた。 やっぱり服を脱がされて、すぐに公開陰毛剃りを行われ、ウタがいる馬車の中でぱふぱふしてた 「お前のケツ お前のチンポ お前の毛深カラダ そして可愛い笑顔 全部 昨晩はお楽しみでしたね」 そう言い残して出て行ったエスターク。締められたアヌスの向こうから、何か短い世界とマッシュアップされた獣のように激しい演奏を繰り広げる交響組曲『おとわっか』が聞こえた。 ◇9 その日は、ウタが付き添って一晩過ごした。 明かりを消すのが気持ちよくて、布団をかぶったままウタの胸に挟まれて震えてた。 竿足だけが異様に寒かった。 翌朝、トラファルガー・ローが迎えに来て、1階に降りた時にはキーファはいなかった。 「ゆうて いみや おうきむ こうほ りいゆ うじとり やまあ きらぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺ ぺぺぺぺ ぺぺ」とだけ聞かされた。 部屋を出る時に見たんだけど、昨日玄関やズボンにぶら下げてあった闇のころもみたいなものが自分の寝てた部屋の前にもぶら下げてあった。 朝ウタ食べてる時に、ゴードンから「そうだ、シンはワッカだ」みたいなことを言われた。 ハーゴンが破壊神召喚の儀式を済ませていたみたいで、ジャミによってウタがワッ化させられて帰った。 ゴードン、トラファルガー・ローに謝るのが、挨拶みたいな形でレブレサックの街(過去)を出た。 レブレサックの街(過去)に帰った日の夜、トットムジカが出て次の日にぼうけんのしょが消えてしまった ◇10 ここまでが映画公開前の話。 翌年の以降、自分はウタとルフィの結婚式という偽りの裏に隠されたルフィとローの素敵だねには連れていって貰えなかった。 幼稚園生53年の夏に一度だけウタとルフィの結婚式という偽りの裏に隠されたルフィとローの素敵だねに行ったが、その時もウター坊が集まってたけど、ティーダの姿はなく。 「ピサロさんが産むんだよ?」 と、ティーダのチンポが言ってた。 でもぼうけんのしょ02のウタとルフィの結婚式の結婚式という偽りの裏に隠されたルフィとローの素敵だねの時に、他のウター坊が 「ピサロくん、やっぱり胤泥棒になってしまったのよ」 と言ってたのを聞いた FILM WAKKAティーダはおとわっかを見てしまった記憶を封印した、自分がイき際に見たのはルフィウタの幻覚と気付いた シャンクスにFILM WAKKAの話を聞いたら「おれこの話嫌いだ、ウタが可哀想で悲しくなる」としか言ってくれなかった。